設計事務所 powerarchitects のブログ.
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原宿はキャットストリート沿いの美容室LAMPが竣工しました.カウンター、カットスペース、コールドスペース、シャンプースペースなどの必要な機能が、流れるように形を変える家具によって分節されています.
右の低いところがエントランス入ってすぐのカウンターです.ジグザグになった棚板がスケールを変え、カウンターからパーティションまで変化していきます.
上からの様子.
棚の奥行きを調節し、透け具合をコントロール.重要なのは、隣り合う棚板の接点が、常に連続するようにつくられている点です.奥行きをどんな位置でカットしても、この横方向の連続は途切れません.
プランや高さに応じて断面を変化させ、スクリプトで形を生成させたかったのですが、変数が多すぎてうまくいきませんでした.今回は棚板と方立の板厚のスタディにのみ、パラメータ制御を用いました.経験上、パラメトリックなデザインを試すと、最終形の判断を先送りできるという特徴はありますが、そのテストの過程が倍というより乗単位で増大します.自動化できない手間は人海戦術でつぶすしかないのです.
ご覧になりたい方はお店でカットを試してみてはいかがでしょうか?
zmk
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