設計事務所 powerarchitects のブログ.
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東京郊外の住宅の現場がそろそろ終盤です.
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昭和女子大の田村圭介先生のいちぶんのいちワークショップ展示を見に行きました.
今年はHPの多面体が寄せ集まった構造体です.格好の斜面は子供にはあっという間に遊具に.
裏も美しいのに、あまり潜る人がいなかったようです.接地箇所は点になっている.くしゃくしゃにしたアルミホイルが3点で接地して浮き上がる、あの感じです.どの点を持ち上げるか、下げるか、スタディのしどころだったのではないでしょうか.
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原宿はキャットストリート沿いの美容室LAMPが竣工しました.カウンター、カットスペース、コールドスペース、シャンプースペースなどの必要な機能が、流れるように形を変える家具によって分節されています.
右の低いところがエントランス入ってすぐのカウンターです.ジグザグになった棚板がスケールを変え、カウンターからパーティションまで変化していきます.
上からの様子.
棚の奥行きを調節し、透け具合をコントロール.重要なのは、隣り合う棚板の接点が、常に連続するようにつくられている点です.奥行きをどんな位置でカットしても、この横方向の連続は途切れません.
プランや高さに応じて断面を変化させ、スクリプトで形を生成させたかったのですが、変数が多すぎてうまくいきませんでした.今回は棚板と方立の板厚のスタディにのみ、パラメータ制御を用いました.経験上、パラメトリックなデザインを試すと、最終形の判断を先送りできるという特徴はありますが、そのテストの過程が倍というより乗単位で増大します.自動化できない手間は人海戦術でつぶすしかないのです.
ご覧になりたい方はお店でカットを試してみてはいかがでしょうか?
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青山スパイラルで開催中の「ティンバライズ展」にて.
昭和女子大学の田村圭介さん、シルビア・ルリさんと共同で、新しい木造による可変可能な空間と、フォースクエアのような位置ゲーによるAR空間を重ね合わせ、裏原宿穏田エリアを対象した架空のプロジェクト「モクモク穏田」を展示しています.
小断面の部材を高分子系接着剤で接着することでAR空間の人気度に応じて可変な構造体を考えました.かつて裏だった裏原宿が疑似表化し、裏の裏だった穏田商店街が人気のある裏原宿になってきています.裏と表が逆転・更新できるような街が考えられないだろうか.
「あちら側」のクラウド空間とこちら側の木造空間が寄生し合いつつ更新していく提案です.
まるで極相状態に至った林のような、山の上に留まる笠雲のような感じ.
横のモニタでは、柱の生成モデルをライノセラス上のプラグイン、GRASSHOPPERにて検証した3分ほどの動画を流しています.柱の長さ、コントロールポイント、スラブの位置、荷重条件、ヤング係数などによって柱径を割り出し、増減築に応じて住人自らが構造的に必要な部分に部材を接着・補強したり、また撤去できるようになっています.
5月30日(日)までですので是非足をお運びいただき、ご覧いただければと思います.
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