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設計事務所 powerarchitects のブログ.
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ロンドンの建築大学、BartlettからChiristine Hawleyが学生を連れてやってきて千葉大と交流するという.研究室の先輩岡田哲史さんからお誘いを受け、少々関わることになった.
僕がバートレットに在籍したのは96-97年だから、 かれこれ10年も前のこと、Peter Cook体制になってから2年目か3年目のころであった.そのころのマスターコースの同級生の何人かがいまでもチューターとして教えている.昨年DeanがPeterからChristineにバトンタッチした.

日本の大学ではあまり考えられないことだが、むこうの学校ではプロジェクトのためにフィールドトリップに海外へ出かける慣例がある.そのなかでも東京はかつてのバブルのような活況はないものの、多くのユニットが毎年のように訪れる対象として注目される都市だ.

ChiristineとPeter Cullyが率いるユニット21の在籍する学生11名の今年のテーマはbuy, sell.ストリートマーケット、オークション、築地、株式市場、同人誌コミケ、はてはセカンドライフやEntropia Universeに代表されるMMOでのトレードなど、差異を媒介として発展してきた後期資本主義社会で生み出される商品価値の多様性は建築の空間にどんな影響をあたえているのだろうか?
かなり大きなテーマだけれど、学生一人一人がロンドンで行ったプロジェクトは、身近なコモディティを選択しそれにまつわる空間をデザインしていたようだ(詳しくは見ることができなかったのだがだいたい).
教育システムが異なるとはいえ、彼らの表現の饒舌さにはいつも驚かされる.

日曜日はホテルに集合し青山を散策した後秋葉原へという建築見学のおきまりコースにおつきあい.坂牛卓さん佐々木龍一さんもご一緒でした.学生が手にしていたのは外国人が書いたオタク向けアキバマップだった.十何年ぶりだと思いますよ秋葉原に行ったのは.バートレットの学生と千葉大の学生は数人でチームを組みそれぞれの興味の対象に散っていった.


ykhm_unit21.jpg
写真は水曜日に案内した大桟橋にて.

zmk
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