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まずは1時間ほどかけてギャラリーの図面を拝見.京都国際会館、徳雲寺、東光園、都城市民会館、萩市民館、殿ヶ谷アパート、浅川テラスハウス、エキスポタワー・・・すべて遠藤さんの歴史だ.
トレペはあちこち破れ補修され、何度も書き直された上に決定的なラインが引かれている.ただただ、手書きの迫力に圧倒.
遠藤さんが一番好きだという門外不出の京都国際会館コンペの断面図、矩計が正面に飾られている.その顛末はここに詳しい.大津ショッピングセンターの変更につぐ変更に業を煮やし作成したという工程表.マトリックスになった仕上表.古谷さんがこれがすごくデジタルだといったのに大いに頷く.徳雲寺納骨堂の生命力に満ちた線.鉄筋、コンクリート量の走り書きからコスト試算までを1時間で済ませたという.なつかしい遠藤さんの有名な手帳が年代別に抜き刷りされていて、横浜時代の僕らの名前も残されている.あのころは遠藤さんのすごさがここまでわからなかったけれど、あらためてすごい人です.横浜に関してのインタビュー.
図面のディテールのことは正直書ききれないです.
特に現役の学生さんにはぜひ足を運んで見てみることをお勧めします.
22(土)までです!
建築家フォーラム
2002年9月、ベネチア・ビエンナーレにて
学生必読書、「見る測る建築」
zmk
設計中の住宅のキッチンの製作を考えて
ステンレスキッチンなら辰巳工業さんに頼みたいけれど
製作物は値段が高いので、予算の少ない物件には無理だろうか
でも綺麗だからなあ、見積もりだけでもとってみようか
そんな気持ちで
サイトを見たのは10月の中旬.
サイトには展示品の販売があると書いてあったので
これなら買えるかも、これに合わせて棚をつくれば作りつけっぽくできそうだし
ポンとキッチンが置き家具みたいに置いてあってもいい.
IID204(シェアオフィスしてます)の金子さん(エンジンアーキテクツ)
にも知らせると
辰巳工業はもうすぐ廃業の予定
ということを知らされました。。。
まじめに綺麗なものをこつこつとつくってる感じで
なくなってしまうなんてとても残念です.
昨今のステンレスの高騰も響いているんでしょうね.
その後その展示品を見に行ったのですが、職人さんに社長さんから
解散を聞かされたのは10月頭だったとか.
良いものはそれなりに高い.
それは、良いからどうだと製作者がぼろ儲けをしているのではなく
むしろ大量製品より儲かっていないことが多く
手が込んでいたり、素材が良かったり、細かいところまで細心の注意を払い、
使い手のことを考え、作品としての美しさを求め...
建築家も職人の一面(これが一番大事な面)があるので
感慨しきりです.
といっても私本人は、なかなか作りつけ家具には手がでませんが...
お金持ちになったら美しいものを高くても買うんだ
ていう文化がもっともっと定着すれば、
そういうものを作る職人さんもいなくならなくてすむはずですね.
日本人はもともと、デザイン能力がすごく高い民族だと思うので
もっと小学生のころからそういう授業とか増やすといいと思います.
今みたいな図工の時間だけじゃなくて地元の職人さんや芸術家のお仕事拝見や体験とか
専門家と美術館で授業とか建築のワークショップとか.
miho
金沢21世紀美術館に行ってきました.
きちんとゾーン分けされているのに、それを感じさせないプログラミングを体感して、
とても、すがすがしい気分.
夕暮れの中、白いグラデーションが美しかった.
お土産には、妹島さんがカーペットのためにデザインした模様がプリントされた
かわいいTシャツをゲット.
やっと来れた~
無料ゾーンから有料ゾーンが見通せるガラスの間仕切りは、隙間があって透明なだけでない開放感.
展示室ボリュームにも、視線が抜ける位置に開口が設けられていて、内部の展示も垣間見える.
掘り込まれた集会場は二重のガラス張り
緑の橋も生き生きしてました.気になる方は以前の日記をみてね.
横浜大桟橋で小林が担当したEVと同じ形式のEVもお見逃しなく.
油圧式テレスコピックシリンダーのEV(大桟橋が日本初).むこうが兄貴としたらこっちは弟君.
シリンダーだけで自立できたのがおおきな進化.シューという油圧独特の感触とスピード制御はまったく一緒だった.着床時と離床時には本体をガイドレールに滑り込ませるためかなり遅くなるのだが我慢してね.(小林談)
miho
ねぼすけの僕にとって9:15までにムサビに行くのは結構大変.
第二課題の説明に時間をとられ、一人の発表時間は2分足らずとなってしまったけど
そこはそれ、プレゼンが饒舌であれば説明などいらない.
分節の分析に終わっている人が多く、デザインに至らないのが残念.
みんな若いのに頭が固い.もっと発想を自由にしようよ.
自分にドライブをかけよう.
いきつくとこまでいってみよう.
迷っている時間はないよ.
zmk
第1課題は恒例の「分節を再考する」です.
3週課題、コンペの要領でA1一枚にまとめます.
1回目のエスキスではいくつかの可能性にまだ迷っている人、すでに方向性を定めた人などいろいろですが来週にはなにか形を具体化して出してきてくれることを期待してます.まだ提出までには2週間あるから大丈夫.
第2課題は「都市の環境単位」をテーマにある地域を読み解き、プログラムを自ら考え、敷地を選択し、建築の提案をするというハードルの高い課題です.下北沢、代官山とやってきて今年は僕の入居するIID周辺、池尻地区を対象にします.
「少子高齢化、縮小する社会、環境など、現在日本の大きな社会環境の変化について考え、時を紡ぐ環境単位を提案する」とわざわざ銘打っているのは建築というメディアを使って社会に発信してもらいたいと思っているから.自分の周辺をテーマにしてしまったので気が抜けません.さて今年はどうなりますか.
昨年の第2課題のようすが住宅特集の10月号、「まち居住2007」で紹介されています.
新潟市岩室で行った観光複合施設の提案です.よかったらご覧ください.
zmk